2013年6月9日日曜日

活動日(蛍鑑賞、上総掘り準備)

毎月第二、第四日曜日が活動日です。第二日曜日の前日は、作業小屋で定例会を開いています。この時期、会の敷地にはゲンジボタルが見られます。前日の6月8日(土)は、定例会後に蛍鑑賞をして、少々早い暑気払いという名の飲み会をしました。ビールに焼き鳥、焼きうどん。おいしかった。

そんなこんなでホタルやお酒に夢中で写真を撮り忘れました。まあ忘れなかったとしても、わずかな蛍の光をデジタルカメラに収めるのは至難の業なので、ご容赦を。


きれいな水が流れるところにしか生息しないゲンジボタルが見られるのは、いまでは希少と言えます。普段、活動日以外は基本的に里山には入場できないので、こうして蛍の時期を逃さずに見られるのは、保全活動している会員の特権ですね。


さて、 きさらづ里山の会のWEBサイト で告知したように、この夏は「上総掘り(かずさぼり)」という工法で人力の井戸掘りにチャレンジします上総とは千葉県中部、昔の上総国(かずさのくに)からきています。

いまの日本では掘削機(ボーリングマシン)で掘るのが普通で、上総掘りをすることはなくなってきましたが、人力でも深く掘れる上総掘りの技術は、アフリカなど開発途上国に技術指導が行われています。

合宿の7日間でどのくらい深く掘れるかわかりませんが、みんなと協力して、いけるところまでいってみたいですね。とてもワクワクしています。作業はだいぶ疲れるようですが、夜は小屋で火を焚いて、いっぱい飯を食って、ちょっと酒を飲んで、グーグー眠りたいと思います。

里山の会では、参加者の皆さんを迎えられるよう、準備をしています。この日は、井戸を掘る場所づくりをしました。


いま里山にはドクダミの花が一斉に咲いています。ドクダミの葉は、匂いも味もパンチが効いていますが、白くて小さい可憐な花です。



井戸を掘るのは、地主さんが5年前に杉を植えたところ。会の発足前です。 切ってしまうのはもったいない気もしますが、里山をより活用していくための判断です。切った木の一部は薪を積む支え木になりました。たしかに年輪が5年ありました。


お昼は昨夜の残りものや、会員さんが持ち寄ったものを汁にし、野菜の炒め物、ジャガイモ、タマネギをバーベキューに。休憩は淹れたてのカモミールティーにコーヒー。みんなで楽しみながらやる作業はたのしいものですね。


こうして井戸を掘るスペースができました。


あれ?すっきりした感が写真では伝わらないですね。木々に囲まれた中で上総掘りの様子を写真に収めるのは難しそうです。ぜひ上総掘り合宿に直接ご参加ください。(前田)

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