2013年4月21日日曜日

春の山野草観察会

4月下旬だというのに東北地方では雪が降ったそうです。冷たい雨の中での山野草観察会でしたが、カッパを着込んで傘を差しながら、みなさん熱心に学びました。


傘を差して出発

食べられる山野草を摘み取る

先生も雨の中、詳しく説明してくださいました。

フキ

ヤブレガサ

スギナとヒメオドリコソウ
このほか、セリ、ミツバ、ノイチゴ、ゼンマイ、タラノメ、タンポポ、シロツメグサなど、食べられる野草がたくさんありました。この日は寒かったですが、今年は季節が早く、ツクシとフキノトウの姿はすでに見られませんでした。

観察の後は、摘み取った山野草を調理します。

参加者が摘み取った中には一部食べられないものも。

草餅をつくるために、ヨモギを丁寧にすりつぶす。

草餅のできあがり。

お餅は餡子ときな粉をまぶして。手作りの竹皿、竹箸、竹ベラで。

ゼンマイの卵とじ

ミツバの味噌汁
 
山野草を洗って水を切り、天ぷらに。

カラっと揚がった天ぷらを竹皿に。

天ぷらには、木更津産海苔パウダーを使った海苔しお。相性ぴったりです。

タケノコの甘酢漬け。先生の差し入れ。

竹筒で炊いたご飯。参加者が多いため、この本数に。

タケノコをまぜて蒸らしたら完成。

旬の山野草は食感も香りも最高!
みなさんにお腹いっぱい食べていただき、お土産用にお持ち帰りいただきました。

食べたあとは、竹の飯ごうや食器は燃やしてしまいます。竹の食器は好評で、お持ち帰りされた方も。


作業小屋もこの日は調理場に。

 
煙が立ちこもる里山。里山は活用してこそ、価値が生まれる。

昨年私は参加者で、山野草のことを学びましたが、だいぶ忘れてしまっていました(汗) 新たな学びもあり、昨年とは違った味も楽しめました。

寒がりな私は縮こまっていましたが、好奇心、探究心、楽しむ気持ちがある人が集まれば、冷たい雨の中でも楽しめるものなんですね。



この日の帰り、今後イベント情報を送ってほしい希望者にはメールアドレスをご記入いただきました。里山の会入会をご検討くださる方もいらっしゃいました。

これからも保全活動をして、地域に開かれた里山、里山の会でありたいと思いました。 (前田)

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