2013年3月18日月曜日

チェーンソー安全講習会

ちば里山センターさんからのご案内で、きさらづ里山の会活動地にて、チェーンソー講習会が開催されました。平日にもかかわらず、11名の受講者が集いました。

講師は千葉県森林組合の木村先生です。


午前中は作業小屋での座学。事故なく活動を愉しむための安全講習です。


風が舞って、ちょっと囲炉裏の煙が目に沁みましたが、皆さん熱心に受講されました。


普段何気なく作業をしている中に、実は危険が潜んでいます。 自動車の運転にも似ています。意識して危険を回避することで、事故は防ぐことができます。

伐木の道具や、立ち木の切り方、玉切りの仕方も基本から教えていただきました。参加者からも質問にも答えていただきました。


昼休憩をはさんで、午後はチェーンソーの整備と伐木実習です。



メンテナンスもしっかりと。さすがプロです。

燃料・オイルの種類、清掃、チェーン刃の取り付け、刃の目立て、消耗部品の交換など、細かな点についても丁寧に説明してくださいました。


さあ、いよいよ伐木です。安全具を取り付けて、トンネルを抜け、現場へ向かいます。

これだけの人数がヘルメットをつけて移動すると、なんだか「現場へ向かっている!」って感じ。


現場へ着くと、なんだか杉の回りが整備されていました。今日の講習のため、Sさんが草刈りをしてくださっていました。いつも感謝です。

Sさん、いつもありがとうございます。

木村先生から、伐倒方向と退避方向の確認、立ち木の切り方、チェーンソーの使い方の指導を受け、一人一本の杉を切り倒しました。

一人一本の杉の立ち木を伐倒。爽快です。


それにしても、フック付きの「フェリングレバー」という道具はなかなか使えそうな道具でした。一人でかかり木を回転させたり、テコで移動させたりが容易にできてしまう。チェーンソーのほか、クサビ、ハンマー、フェリングレバー、ロープ、それからチャップスという足の防護具も、伐木の必需品と言えそうです。


私は伐木の特別教育を受けているのですが、今回の講習ではじめて知ったことがたくさんありました。今回はじめてチェーンソーに触る人もいましたが、いきなり杉の立ち木を切るなど、貴重な経験になったことでしょう。大変勉強になりました。ありがとうございました。 

また、きさらづ里山の会のWEBサイトをみて、この講習会に参加してくださった地元在住の若いご夫婦が参加してくださったのはとてもうれしかったです。活動地には手入れできていないエリアがまだまだあります。仲間が増えて、里山全体が保全され、活用されていくといいなあと思います。
 (前田)

2013年3月10日日曜日

活動日(道の整備、トンネル清掃)

午前中は強風でしたが、春の訪れを感じる温かい日でした。

この日は来月のイベント参加者をお迎えするため、活動地をつないでいるトンネルと散策道の整備をしました。


散策道はメダケなどに覆われていたところがあり、 そこの刈り払いや邪魔な枝の切り落としをしました。小さなお子さんでも歩きやすくなったと思います。



2つのエリアをつないでいるトンネルは一応公道ですが、 枯れ葉がたくさん入り込んでいたため、景観と歩きやすくするために掃きだしました。スッキリしました。


来月のイベントは4月21日(日)、例年開催している「春の山野草観察会」です。


保全活動で里山を手入れすることによって見られる山野草もあります。講師をお迎えして、食べられる山野草の知識を得ることができます。昨年は山野草を摘んで、てんぷらや、竹筒のご飯を、その場で手作りの竹の食器でいただきました。(昨年の写真)


私は昨年はじめてこのイベントに参加してから、木更津に移り住むようになりました。春の山野草はとてもやわらかくておいしいです。タンポポも天ぷらで食べられます。


一般公開イベントですので、地域の方、県外の方も、お気軽にご参加ください。
詳しくは、きさらづ里山の会WEBサイトで公開予定です。  (前田)