2013年12月14日土曜日

忘年会

今年の忘年会も里山の作業小屋でやりました。

小屋をシートで囲い、火を焚いて、酒を飲んで、宿泊する人もいました。


今年は飲み物も料理も持ち寄りで、ご馳走がたくさんならびました。手づくり豚バラ・チキンベーコン(燻製)、牛肉の大きな塊を網焼き、鮭とば、巻き寿司、ちらし寿司、落花生豆腐パウンドケーキ、紫イモのパイ、おでん、鍋、などなど。定番になってきた、かっぽ酒(竹筒の燗酒)はいつもおいしい。

いろいろな種類の食べ物と、様々な職種・年代の人が市外・県外からも集まり、フラットで自由な忘年会。


里山は人と人が出遭う交差点でもあるのかもしれません。
年内の会の予定はこれでおしまい。今年一年、お疲れ様でした。
来年も無事に良い年でありますように。

写真は撮り忘れました。ゴメンナサイ。  (前田)

2013年12月8日日曜日

活動日(センサーカメラ設置、物置製作)

近頃はこの里山にも、猪が現れた跡がたくさん見られるようになりました。木が大きく育てば、猪のエサにもなる木の実を落とすのに、木が育つ前に苗木をほじくり返されてしまっては、せっかくの保全活動も台無しです。


午前中はイノシシの跡がある箇所や通り道になりそうなところに、暗視センサーカメラを設置しました。猪の生態や行動がわかってくれば、様々な対策が考えられるかもしれません。



午後は物置の製作。活動に使う大事な道具を保管、収納しておくものです。皆さんが来たときに快適に作業できるようにするには、インフラ整備や日ごろのメンテナンスも不可欠です。





できるだけ、杉など里山にあるものを使いたいので、細い杉の丸太を柱にすることにしました。 さて、どんな物置ができるでしょうか。たのしみです。 (前田)

2013年11月24日日曜日

里山でチャレンジクッキング

昨年に引き続き、今年も「きさらづプレーパークの会」さんのイベントが当会活動地で開催されました。

今年は晴天に恵まれ、たくさんの人が里山にお越しくださいました。


竹筒の飯ごうづくり。今回は参加者の皆さんにもお手伝いいただき、20個製作しました。


竹筒にお米を仕込み、できた順に火にかけます。


作業小屋の囲炉裏では、山ほどのサツマイモが火の中に放り込まれます。


昨年同様、火起こし体験。


大人も熱中しました。今年は道具も改良され、湿度も低かったためか、何組か火起こしに成功したようです。


ロープでの木登り体験。体全体を使うので、小さな子供の力でも一番上まで上がれました。これは子供たちに大人気で、常に待ち行列状態でした。Gさん、大変お疲れ様でした。


大人の私もちゃっかり初体験。上からの撮影。下から見たときよりもかなり高く感じます。爽快です。


作業小屋を上から撮影。いつもと違う景色です。


竹筒ご飯の炊き上がり。5種類くらいあったでしょうか。栗ごはん、あさりご飯、シーチキンとなめこご飯など、色とりどりのご飯がおいしく炊き上がりました。


竹筒ごはんの残り火で、焼き芋に最後の火入れ。安納芋、紅はるかの2種類を食べくらべ。


お腹がいっぱいになった後は、里山散策。植物に詳しいナビゲーターの案内で、活動地を半周。リュウノヒゲの実で遊びも教えてもらいました。


こうして元気いっぱいの一日が終わりました。

子供たちはロープがぶら下がっているだけでも、思いっきり遊びを楽しめるんですね。子供たちがのびのびと遊べる里山っていいなあと改めて思いました。 (前田)

2013年11月3日日曜日

ツリーバイオトイレ製作ワークショップ5日目

今日はワークショップ最終日。トイレはできあがるでしょうか。
 
根太の上に「床板」を貼り付けていきます。平行して階段も取り付けます。


便槽に水分が溜まるとうまく分解されません。尿が便槽に入らないよう、便器の中を二分し、尿は排水ホースで離れた場所に浸透させます。一箇所に集中するのもよくないので、排水先は適当に移動させたい考えです。

廃棄物のQBテナーを利用し、排水ホースを取り付けました。これを便器の中の前方に取り付けます。おしっこをするときは、できるだけこちらへ流れるように用を足してもらいます。


床板取り付けの進み具合に合わせて、便槽の設置です。 単管パイプを台にして、便槽の回転軸をパイプの上に乗せます。便器から便槽までは一斗缶をつないだものでカバーします。


便槽は用を足すごとに回転させて、中のおがくずや籾殻燻炭と混ぜ、微生物による分解を促します。便槽ドラムに自転車の後輪を接触させて、ドラムごと回転させて攪拌させます。

どうやらうまく回転はしそうですが、自転車スタンドの部品が合わず、 固定させるところまでできませんでした。ワークショップの後、部品に合う自転車に代えるか、部品を修正して設置させたいと思います。


丸太をうまく使って素敵な階段ができそうです。



そして、完成・・・

といきたいところでしたが、ワークショップはここまで。
ここまでオープン過ぎるトイレでは、まだ使用することができません(笑)
今後、デッキ上の構造物などを検討していきます。

今回のワークショップ期間中に、若い会員さんの入会が増えました。新たな仲間と一緒にバイオトイレの運用を考えていけたらと思います。見た目ももう少し改善したいですね。

今回のワークショップでは新しいチャレンジがたくさんありました。 その都度アイデアを出し合い、臨機応変に対応していくのも、仲間とやるワークショップの楽しいところです。参加者の皆さんが献身的に動いてくださり、ここまでたどり着くことができました。
この経験が参加者の皆さんの今後に役立つことがあれば、主催者側として大きな幸せです。

そして、このトイレが里山に循環を作り出し、訪れた方が安心して活動できるよう、また緊急時にも役立つようなバイオトイレにしていければと思います。

参加者の皆様、ひとまずお疲れ様でした! (前田)

2013年11月2日土曜日

ツリーバイオトイレ製作ワークショップ4日目

今日は10名の参加者での作業。二手に分かれて作業をはじめました。

前回、便槽までのカバーを廃棄物の一斗缶を利用しようというアイデアが出て、早速集まったものをディスクグラインダーで加工します。


ツリーデッキ側は丸太を加工した「大引き」を、水平を取りながら設置していきます。


休憩中に会員のお一人がツリーイング(ロープを使った木登り)を披露。しっかりセッティングすれば、初心者でも高いところまで登れるようです。
11月24日に当会活動地で、 きさらづプレーパークの会主催のイベント があります。このイベントでも体験させてもらえますので、ご興味のある方はぜひお申し込みを!


設置した大引きの上に「根太」を打ち付けていきます。だんだん形になってきました。


便座のほうは大小を分離させる方式にします。明日の最終日はうまく設置までいけるでしょうか。


2013年10月27日日曜日

活動日(水道整備、薪の整理)+詩の朗読会

午前中は水道の修理。
台風26号の後、山の清水から引いている水道から水が出なくなっていました。水場へ行くと清水が出ているところが少し崩れていて、 水の通り道が変わっていました。ひとまず応急処置をしたら、勢い良く水が出るようになりました。(写真なしですみません。)

冬支度のため、午後は外に積み上げていた薪を作業小屋の中に移動しました。


これでひと冬越せるかな?


この日は活動の後、会員さんとゲストでこぢんまりと詩の朗読会をしました。温かいスープと食べ物を持ち寄って、火を囲んで酒を飲みながら。


やさしいギターの音をBGMにしての詩の朗読。

忙しい毎日で置き忘れてしまっている大切なものを拾いなおすかのような時間でした。里山で活動をした後、このようなゆっくりした時間を過ごすのもいいものです。

せっかく大切なものを拾いなおしたなら、それを自分に取り込んでいかないと、また時は流れ、また置き忘れてしまいます。体を動かして体感することで少しだけ、大切なものを自分の身に刻み込むことができるような気がするのです。そういうことを何度も繰り返していくうちにようやく、自分の時間を取り戻していけるのかもしれません。


どうせやるなら、いい仲間と愉しく、喜びを分かち合いながらやりたいものですね。最近、若い会員さんが増えてきたのは、こういう場を心のどこかで望んでいる人が増えているからなのかもしれません。多種多様な人が集うことで、里山の価値も多彩に色付きます。


今週末11/2(土)、3(日)のツリーバイオトイレ製作ワークショップ。
http://www.kisaradusatoyamanokai.com/
命の循環を作り直すトイレです。訪れた人に快適に使っていただける美しいトイレを、愉しくつくっていけたらと思います。 (前田)

2013年10月20日日曜日

ツリーバイオトイレ製作ワークショップ3日目

今日は雨のため、屋根のあるところで便槽の製作をはじめました。

フタの部分は、 地給知足がおもしろい さんの作り方を真似させてもらいました。
まず、ドラム缶の横をディスクグラインダーで切断して穴を開けます。穴の大きさは一斗缶のサイズにしました。


バリを取ったら


ドリルで穴を開けて、軸棒を通しました。寸切りボルトを使いました。中心の出し方は直角三角形を使いました。僕の頭からは決して出てこない発想・・・
続いてフタの取り付け。


蝶番を取り付け、フタにします。


ためしに回転具合を見たところ、いい感じでした。



便座の仕組みも検討しましたが、床板を貼ってから再検討することに。
雨のため、今日はここで終了。3日目で難所はクリアしたように思います。
次回4日目は11月2日(土) 、3日(日)が最終日です。さて、あと2日で完成するでしょうか。

残り2日間も参加者募集しています。一日のみや見学だけでOKです。
一緒にモノづくり、楽しみませんか。
http://www.kisaradusatoyamanokai.com/

(前田)

2013年10月19日土曜日

ツリーバイオトイレ製作ワークショップ2日目

1日目で切り出した杉を使い、ツリーバイオトイレの構造となるデッキ部分の製作をはじめました。


今回は生きた木ではなく、伐採した木を使います。保存をよくするために、まずは杉の皮を剥きます。


一番下の大引きになる丸太をチェーンソーで削ります。


大引き固定する位置のレベルを出し、柱のほうも削り、平面同士を合わせて、ひとまずかすがいで仮固定。ドリルで穴を開け、ボルトを通し固定します。


今日はここまで。



大引きを固定したら、サイズ感が出てきました。なんだか里山らしい?どんなツリーバイオトイレができるか楽しみです。(前田)

2013年10月13日日曜日

活動日(丸太立て)

この日私は活動に不参加だったため、作業後の様子を写真に撮りました。

ツリーバイオトイレ製作準備のため、前日に切り出した杉丸太4本が立っていました。



一部は杉皮も剥いてありました。この4本をホストツリーに見立てて、ツリーデッキ風の構造物を組み立てます。少し現実味が出てきましたが、どんなトイレになるのでしょうか。
(前田)

2013年10月12日土曜日

ツリーバイオトイレ製作ワークショップ 1日目

ワークショップは全5日間です。
今日はその1日目。チェーンソー講習会と杉の切り出しです。

この日の参加者は12名。うち6名は会員以外の一般の方でした。
地元の木更津や君津、遠くは埼玉、神奈川から参加してくださいました。

講師は千葉県森林組合の木村先生です。今年3月のチェーンソー講習 のときもお世話になりました。

チェーンソーは大変便利な機械ですが、一歩間違えれば死亡事故が起きてしまうこともあります。安全具を取り付け、仲間とコミュニケーションを取り、危険回避をしないといけません。まずは座学の講義から。

次にメンテナンス。きちんと取り付けて整備しないと事故の元になったり、機械や消耗品の寿命を縮めることになります。





ランチタイム。皆さんに自己紹介をしていただき、交流しました。
参加動機や興味、各年代の課題など、皆さんの話を聞いて、チェーンソー講習の需要や里山の会が果たす役割を感じました。

午後は杉の立ち木の切り倒し。一般の方のほとんどはチェーンソーに触れるのもはじめての方が多かったですが、一人一本ずつ伐木していただきました。




伐木した後は必要な長さにチェーンソーで切断します。
そして、みんなで力を合わせ、ツリーバイオトイレに使う丸太を山から下ろし、設置場所まで運びました。先生からロープを使った運び方も学びました。これは使える!

なかなかハードな作業でしたが、皆さん献身的に動いてくださり、計13本の丸太を里山から運び出しました!




チェーンソーを個人で扱う分には資格は不要ですが、伐木等の業務に就く人は資格(伐木等の業務に係る特別教育)が必要です。私はある教習所でこの資格を取得しましたが、教習でも実際の立ち木を切り倒すことはしませんでした。その意味で、今回の講習は参加者の皆さんにとって貴重な経験だったと思います。



10月19日からのワークショップでは、今日切り出した杉を使って、構造物を組み立てます。
お申込は前日まで受け付けますので、一緒にツリーハウス風バイオトイレを作ってみませんか。
http://www.kisaradusatoyamanokai.com/

(前田)

2013年9月22日日曜日

活動日(下刈り、水道整備)

9月の第四日曜日。すっかり秋めいてきたかと思ったら、汗ばむほどの一日でした。
この日は下草刈りを中心に、整備作業をしました。


活動地の南側。イノシシが土を掘り返し、植林した苗木や歩道に敷いた木がひっくり返されています。




清水を引いている水道タンクの清掃



南側の草刈りと側溝清掃



午前の休憩は、会員さんからのうれしい差し入れ。玄米緑冷茶とブドウ


 北側の草刈り





この日参加できず、先週整備してくれた会員さんのおかげもあって、作業小屋周りも美しく整備されました。



9月28日(土)は、 ちば里山カレッジ ご一行様が当会活動地を視察されます。

そして、10月12日(土)はツリーバイオトイレ製作ワークショップ1日目 チェーンソー講習会。全5日のワークショップです。

11月24日(日)は当会活動地にて、 きさらづプレーパークの会 主催 里山であそぶ 里山でチャレンジクッキング が開催されます。

各イベントの詳細は きさらづ里山の会 WEBサイト のチラシをご覧ください。


他にもこの秋は、この里山を舞台に様々な活動があります。
日々の里山整備にもやり甲斐を感じます。 (前田)

2013年9月8日日曜日

活動日(下刈り、遊歩道整備、水道整備)

8月の第四日曜日は雨ということもあり活動はお休みだったので、この日は1ヶ月ぶりの活動でした。ひどい暑さもひと段落し、秋の訪れを感じました。

この日、私は用事があって、作業にはほとんど参加できませんでしたが、定番作業の下刈りや水道整備に加え、遊歩道の階段の木の一部が朽ちていたため、木を切り出して杭をつくり、朽ちている部分を交換しました。





里山に訪れたときは、ぜひこの階段で登ってみてください。

2013年8月11日日曜日

活動日(水道の整備、草刈り)


ここのところ暑い毎日ですが、街中よりも涼しいはずのここ里山でも、何もしなくても汗だくです。この日は草刈りと、泥や空気がたまりやすい水道のホースを整備しました。



これまでグレーチングの下にホースを通していましたが、それだと高低差で泥や空気がたまりやすくなるため、上に出して高低差をなくしました。これにより段差ができますが、上に乗ると壊れやすいので、両脇を木材で挟んで固定し、ホースに荷重がかからないようにしました。

水が勢いよく流れるようになりました。
 しかしこの暑さ、外での作業は危険です。この日は暑いため、早めに切り上げました。(前田)