2013年10月27日日曜日

活動日(水道整備、薪の整理)+詩の朗読会

午前中は水道の修理。
台風26号の後、山の清水から引いている水道から水が出なくなっていました。水場へ行くと清水が出ているところが少し崩れていて、 水の通り道が変わっていました。ひとまず応急処置をしたら、勢い良く水が出るようになりました。(写真なしですみません。)

冬支度のため、午後は外に積み上げていた薪を作業小屋の中に移動しました。


これでひと冬越せるかな?


この日は活動の後、会員さんとゲストでこぢんまりと詩の朗読会をしました。温かいスープと食べ物を持ち寄って、火を囲んで酒を飲みながら。


やさしいギターの音をBGMにしての詩の朗読。

忙しい毎日で置き忘れてしまっている大切なものを拾いなおすかのような時間でした。里山で活動をした後、このようなゆっくりした時間を過ごすのもいいものです。

せっかく大切なものを拾いなおしたなら、それを自分に取り込んでいかないと、また時は流れ、また置き忘れてしまいます。体を動かして体感することで少しだけ、大切なものを自分の身に刻み込むことができるような気がするのです。そういうことを何度も繰り返していくうちにようやく、自分の時間を取り戻していけるのかもしれません。


どうせやるなら、いい仲間と愉しく、喜びを分かち合いながらやりたいものですね。最近、若い会員さんが増えてきたのは、こういう場を心のどこかで望んでいる人が増えているからなのかもしれません。多種多様な人が集うことで、里山の価値も多彩に色付きます。


今週末11/2(土)、3(日)のツリーバイオトイレ製作ワークショップ。
http://www.kisaradusatoyamanokai.com/
命の循環を作り直すトイレです。訪れた人に快適に使っていただける美しいトイレを、愉しくつくっていけたらと思います。 (前田)

2013年10月20日日曜日

ツリーバイオトイレ製作ワークショップ3日目

今日は雨のため、屋根のあるところで便槽の製作をはじめました。

フタの部分は、 地給知足がおもしろい さんの作り方を真似させてもらいました。
まず、ドラム缶の横をディスクグラインダーで切断して穴を開けます。穴の大きさは一斗缶のサイズにしました。


バリを取ったら


ドリルで穴を開けて、軸棒を通しました。寸切りボルトを使いました。中心の出し方は直角三角形を使いました。僕の頭からは決して出てこない発想・・・
続いてフタの取り付け。


蝶番を取り付け、フタにします。


ためしに回転具合を見たところ、いい感じでした。



便座の仕組みも検討しましたが、床板を貼ってから再検討することに。
雨のため、今日はここで終了。3日目で難所はクリアしたように思います。
次回4日目は11月2日(土) 、3日(日)が最終日です。さて、あと2日で完成するでしょうか。

残り2日間も参加者募集しています。一日のみや見学だけでOKです。
一緒にモノづくり、楽しみませんか。
http://www.kisaradusatoyamanokai.com/

(前田)

2013年10月19日土曜日

ツリーバイオトイレ製作ワークショップ2日目

1日目で切り出した杉を使い、ツリーバイオトイレの構造となるデッキ部分の製作をはじめました。


今回は生きた木ではなく、伐採した木を使います。保存をよくするために、まずは杉の皮を剥きます。


一番下の大引きになる丸太をチェーンソーで削ります。


大引き固定する位置のレベルを出し、柱のほうも削り、平面同士を合わせて、ひとまずかすがいで仮固定。ドリルで穴を開け、ボルトを通し固定します。


今日はここまで。



大引きを固定したら、サイズ感が出てきました。なんだか里山らしい?どんなツリーバイオトイレができるか楽しみです。(前田)

2013年10月13日日曜日

活動日(丸太立て)

この日私は活動に不参加だったため、作業後の様子を写真に撮りました。

ツリーバイオトイレ製作準備のため、前日に切り出した杉丸太4本が立っていました。



一部は杉皮も剥いてありました。この4本をホストツリーに見立てて、ツリーデッキ風の構造物を組み立てます。少し現実味が出てきましたが、どんなトイレになるのでしょうか。
(前田)

2013年10月12日土曜日

ツリーバイオトイレ製作ワークショップ 1日目

ワークショップは全5日間です。
今日はその1日目。チェーンソー講習会と杉の切り出しです。

この日の参加者は12名。うち6名は会員以外の一般の方でした。
地元の木更津や君津、遠くは埼玉、神奈川から参加してくださいました。

講師は千葉県森林組合の木村先生です。今年3月のチェーンソー講習 のときもお世話になりました。

チェーンソーは大変便利な機械ですが、一歩間違えれば死亡事故が起きてしまうこともあります。安全具を取り付け、仲間とコミュニケーションを取り、危険回避をしないといけません。まずは座学の講義から。

次にメンテナンス。きちんと取り付けて整備しないと事故の元になったり、機械や消耗品の寿命を縮めることになります。





ランチタイム。皆さんに自己紹介をしていただき、交流しました。
参加動機や興味、各年代の課題など、皆さんの話を聞いて、チェーンソー講習の需要や里山の会が果たす役割を感じました。

午後は杉の立ち木の切り倒し。一般の方のほとんどはチェーンソーに触れるのもはじめての方が多かったですが、一人一本ずつ伐木していただきました。




伐木した後は必要な長さにチェーンソーで切断します。
そして、みんなで力を合わせ、ツリーバイオトイレに使う丸太を山から下ろし、設置場所まで運びました。先生からロープを使った運び方も学びました。これは使える!

なかなかハードな作業でしたが、皆さん献身的に動いてくださり、計13本の丸太を里山から運び出しました!




チェーンソーを個人で扱う分には資格は不要ですが、伐木等の業務に就く人は資格(伐木等の業務に係る特別教育)が必要です。私はある教習所でこの資格を取得しましたが、教習でも実際の立ち木を切り倒すことはしませんでした。その意味で、今回の講習は参加者の皆さんにとって貴重な経験だったと思います。



10月19日からのワークショップでは、今日切り出した杉を使って、構造物を組み立てます。
お申込は前日まで受け付けますので、一緒にツリーハウス風バイオトイレを作ってみませんか。
http://www.kisaradusatoyamanokai.com/

(前田)