2012年12月23日日曜日

活動日(除伐、竹割り)

毎月第二、第四日曜日は活動日です。この日は今年最後の活動日です。
年の瀬が迫っていることもあってか、今日はなんだかのんびりモードです。

前回、多くの方に手伝っていただいたおかげで、枝落とし後の杉の足元はスッキリ!
 
会員さんから竹の寄付

この竹は適度な長さに切って割りました。囲炉裏の燃料にします。竹は一時的な火力が強く、焚き付けに重宝しますが、節で密閉された状態の竹を燃やすと爆発してしまうので、穴を開けるか、割る必要があります。ただ割るだけなら、竹用のナタを使うまでもなく、堅いものに叩きつけて割ることができます。
 
チェーンソーで伐採していきます。谷側に障害物がなければ、重力に逆らわず、谷側に倒していきます。

谷側に障害物がある場合は、障害物がない方向に倒します。

雑木は上にまっすぐ伸びないため、狙った方向に倒すのはなかなか難しいです。しかも堅い。

伐採した木は薪にします。中には桜の木があったので、なにか別の用途に使えないものでしょうか。空いたスペースには、落葉広葉樹を植林する予定です。

植林したとして、萌芽更新のサイクルは10年以上。いまからやっても薪になるのは十数年後です。里山の維持は長期計画で考えないといけません。私たちの暮らしも目の前のことばかりではなく、遠い将来も見据えて考えていきたいものです。 (前田)

2012年12月9日日曜日

活動日(薪づくり、杉の枝落とし)

この日は薪作りと杉の枝打ち作業でした。



コナラ林の中の雑木を除伐し チエンソーで薪作りです。


枝も焚き付け用に確保します。日陰で寒い。


斧でマキ割り。初めてのチャレンジ。慣れないと斧が食い込んで取れなくなります。


杉の枝落としです。



植栽後4年目の杉の枝打ちです。8m位の身長になりました




昼食用のうどん鍋
昨夜の忘年会で残った中(鶏肉などいろいろ入っている)
にうどんを投入・・・これが美味いのなんの・・・!!!。
(本当は 味が薄くて椀に盛付け後醤油等を入れ食べました)



右側3名の学生さんがうどん作りの作業にあたりました。
なかなか味付けが・・・?!。

(里山のフクロウ)

2012年12月8日土曜日

忘年会

毎月第二日曜日の前日(土曜日)の夜は、作業小屋で火を囲み、会員が集まって定例会をやっています。定例会の後は、寝袋を持ち込んで酒を飲み、作業小屋に雑魚寝で宿泊してもいいことになっています。

お酒を飲むと車の運転ができなくなる。だから酒を飲まない。

こうなると、せっかく火を囲んでも、なんだかゆっくりできた感じがしません。どうせなら泊まってしまい、そのまま翌日の活動日に突入したほうが、セカセカせずにゆっくりできて助かっています。


そんなわけで今月は、今年最後の定例会のついでに忘年会をやろうということになりました。
(写真はあまり撮れずすみません)




僕は4時から鍋の準備をはじめました。この日は強風で、作業小屋に取り付けたビニールシートの幕を下ろし、風除けにしました。扉も風で開いてしまうので、ストッパーを入れました。窓が取り付けられていないところは、コンパネでだいたい塞ぎました。だいぶ風や冷気をさえぎることができて、なんとか開催できそうです。

時間になり、会の皆さんやゲストが集まりました。みんなすでに「飲みたいモード」で来ているためか、この日の定例会は翌日に延期されました(笑)。一人一品持ち寄りで、恒例のかっぽ酒(竹筒の熱燗)も振る舞われました。

 

宴は深夜まで続きました。

会員のお一人が、上総掘り(かずさぼり)という人力だけで井戸を掘る工法のプロジェクトをやっています。12月15日(土) AM11:00~12:00(雨天の場合、翌日に延期)  15日(土)は雨の予報のため、16日(日)に延期となりました。 (12/13追記)  「木更津市立清川中学校駐車場奥の畑地」にて、井戸の完成お披露目をするそうです。

WEB検索したところ、いくつかプロジェクトの情報サイトがありました。
http://kiyomidais.cocolog-nifty.com/blog/
http://kazusabori.at.webry.info/

来年の夏は、会でも上総掘りをやるかもしれません。


里山の会に集まる人は、本当に多彩です。様々な分野の話を聞けて、毎回いい刺激をいただいています。(前田)

2012年11月25日日曜日

活動日(水道メンテ・下刈り・伐木)

よく晴れた一日でした。

朝はおいしいコーヒーを飲んで、ついつい長話。水道の水が濁ってきたので、午前中は水道のメンテナンスをしました。

水を受けるバケツにはたくさん泥が溜まっていました。これをスコップでかき出します。

タンクにも泥が沈殿していました。ほぼ満水だったので、泥を混ぜて溶かしながら、排水口からすべての水と泥を抜きました。きれいになったので、これでしばらくの間は、水が濁ることはないでしょう。

水道の蛇口を閉めたままにしておくと、タンクに水が溜まり、泥も沈殿しやすくなるはずなので、蛇口は常に少し開けておくことにしました。また、数ヶ月に一度はメ ンテしないといけなくなるでしょう。

それにしても、タンクの土台がしっかりしていて、作業がしやすかったようです。やはり、何でもしっかり作っておくべき ですね。


お昼になったので、お弁当を食べて、午後は下刈りです。下刈りとは、苗木の生長を妨げないように、苗木の周りの草を刈ることです。

ここから先は、僕にとって結構ハードな作業だったため、写真を撮るのを忘れてしまいました。

実は僕、刈り払い機を使うのは、今回がはじめてでした。使い方を教えてもらい、刈ってはみたものの、スムーズでないばかりか、なかなかきれいには刈り取ることができませんでした。やはり、なんでも慣れが必要なんですね。地面スレスレにきれいに刈れるようになりたいと思いました。それから、刈った草もできるだけ一定の箇所に集まるように、きれいな作業ができるようにしたいです。

苗木の周りがさっぱりしたところで、雑木を切ることになりました。チェーンソーは何度か使ったことがありましたが、なかなかうまく切れませんでした。それは、今まで切っていたのはヒノキなどの針葉樹で、目の詰まっていない柔らかい木だったからのようです。目の詰まった堅い木がこんなに切りにくいというのは、実践しないとわからないものでした。また、チェーンソーの種類も様々あるようで、2本を倒すのにかなりの時間と体力を消耗しました。

2本のうちの一本は通路の邪魔になるため、短く切って薪にすることになりました。切る順番も考えずにやったので、作業にてこずりました。

こうやって、少しずつ覚えて身につけていきたいと思います。

杉の木にぶら下がったカラスウリ。まるでクリスマスツリーの飾りのようです。

植菌したシイタケのほだ木から、シイタケが出ていました。

僕は今年の4月から活動に参加していますが、今日ははじめてやったことばかりでした。僕ははじめてやることが大好きなのです。

天気のいい日に山の中で保全活動というのはとても気持ちがいいものです。その上、技が身につく愉しさが、里山活動にはあります。 (前田)

2012年11月24日土曜日

里山でよくばりクッキング

この日は活動地できさらづプレーパークの会さんが「里山でよくばりクッキング」というイベントを開催しました。きさらづ里山の会のメンバーもこのイベントをお手伝いさせていただきました。

このプレーパークという活動。僕は木更津に来てはじめて知ったのですが、ネット検索してみると、ヨーロッパからはじまり、日本でも広まっているようです。
googleで「プレーパーク」を検索


このイベントの広報は、きさらづ里山の会もよくお世話になっている地元紙「「房総ファミリア新聞」さんに掲載され、雨にもかかわらずたくさんの人が里山に来てくださいました。

当日のイベントの様子は、きさらづプレーパークさんのブログ記事にも書かれています。また、これまでの里山の会の活動の様子は個人ブログ「Kisarazu-to-森(木更津と森)」にも書いてありますので、あわせてご覧ください。



前回の活動日に作業小屋の寒さ対策のため、ビニールシートを取り付けていました。里山メンバーの機転で、そのブルーシートが雨よけのタープに! こんな使い方もできたんですね。里山から切り出した竹を真ん中に立てて、シートに雨水が溜まらないようにしました。作業小屋が拡張されました。さすが、きさらづ里山メンバー。現場力があります。

ブルーシートのタープとテントで作業小屋を拡張! これで雨でも十分な居場所が確保できました。

一本のヒモを左右交互に引いての火起こし。

弓型の火起こし道具。

里山の会では、もはやお馴染みの竹筒飯ごう。古代種の黒米を混ぜた米を入れます。

そして、なんとパンまで焼いてしまうようです。

ご飯もパンも、うまくできるでしょうか。

こちらはバウムクーヘンの準備。生地を巻きつけるのに、竹竿を使うようです。竹筒はそのまま熱すると圧力で破裂するので、あらかじめ穴を開けておきます。

生地を付ける前に竹を火であぶります。こうすると、竹から油が出て、焼きあがったときに筒から外れやすくなるそうです。

生地を塗りつけて、

竿を回転させながらあぶります。焼き目がついてきたら、その上からまた生地を塗る。これを繰り返すことで、木の年輪のような層ができていきます。

こちらには火の中にアルミホイルにくるんだ焼き芋が仕込んであります。

イモの焼きあがり。きれいなオレンジ色で、うまく焼きあがっています。しっとりとして甘いおイモでした。安納芋という品種だそうです。はじめて食べました。

バウムクーヘンも焼きあがったようです。

焼きたてのバウムクーヘンを切ってみると、ちゃんと層ができていました。

ごはんもふっくらおいしく炊き上がりました。お漬物と一緒に食べると、お米の味がさらに引き立ちます。

パンもうまく焼けていました! 竹筒飯ごうの用途が広がりました。まだまだ他のものも調理できるのではないでしょうか。

雨もあがり、おなかいっぱい。イベントタイトルのとおり、よくばりクッキングでした。

子供たちのはしゃいだ笑顔が印象的でした。子供の遊ぶ場として、里山は最適だと感じました。大人も楽しんじゃいました。

都市化した住宅地に住んでいると、思いっきり走り回ったり、大声ではしゃいだり、火を起こしたりということはしにくいですが、近くに遊べる里山があれば、こうしてのびのびと過ごすことができます。お金だってほとんどかかりません。

これからも里山の可能性をもっともっと広げていきたいと思いました。 (前田)